[PR]

魚河岸ものがたり:3

 未明、築地市場には、全国の魚介が積まれたトラックが次々と到着する。特に数が多いのが、「庶民の味方」と呼ばれる魚たちだ。イワシは高くなったが、アジ、サバ、スルメイカが庶民の食卓を支えている。

 卸売場の通路には、アジと氷水が入った発泡スチロールの箱が山のように積まれ、一つだけふたが開けてある。箱に貼られた紙には、産地と運び込んだ大卸の社名が印刷され、書きなぐるように「48―50 194」といった数字が記されている。

会員登録すると店先の様子がパノラマ動画でご覧いただけます

 アジは1箱5キロで売り買いする。手書きの数字は、48匹~50匹で5キロになるサイズをそろえた箱で、同じものが今日は194箱入荷している――という意味。ふたが開いているのは、その「見本」だ。

 「194のアジ、買っ…

この記事は有料会員記事です。残り268文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り268文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り268文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
こんなニュースも