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(6日、高校野球 沖学園4―2北照)

沖学園・吉村脩希

 前夜、バットを抱いて寝た。テレビ番組でそんな人がいたと知り、思いついた。「それで打てるか半信半疑でしたが。バットは冷たくて気持ちよかった」。ご利益はあったようだ。

 三回2死満塁、変化球を引っかけた。それでも心がけているフルスイングを貫いたから、打球は完全に死にはしない。「気持ちで運びました」。うまく転がって三遊間を抜ける。欲しかった先取点を挙げ、初陣のチームを波に乗せた。

 昨年11月に左足くるぶし下あたりを骨折し、6月まで戦列から離れていた。マネジャー転向も考えた自分を、チームは元の4番に迎えてくれた。期待に応えないわけにはいかない。

 打線は15安打で4点と効率が悪かった。「応援やテレビを意識してみんな格好をつけていた。これは直さないと」。こんな反省が口をつくのも無理はない。次戦は強敵、大阪桐蔭だ。(隈部康弘)

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