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 イランのロハニ大統領は6日、国営テレビの番組で演説し、トランプ米大統領が前提条件なしで首脳会談に応じる用意があると繰り返していることについて、「イランに混乱を引き起こすのが目的だ」と批判した。ただ一方で、米国が5月に一方的に離脱した核合意に復帰すれば、「交渉の用意はある」と語った。

 トランプ氏の首脳会談提案に対し、ロハニ師が反応したのは初めて。大統領府によると、ロハニ師は「(イランを)ナイフで刺しておきながら、対話したいと述べるのであれば、まずはナイフを取り下げなければならない」と述べ、米国が対イラン経済制裁を行わず、核合意離脱を撤回するよう要求した。また、従来の主張通り「イランは核合意から離脱しない」と強調し、国際社会からの支持を得て米国に対抗する姿勢を改めて示した。

 米国は核合意から離脱したことに伴う制裁の第1弾を7日に再開し、11月にはイラン経済の屋台骨である原油取引を対象にした制裁を再開する。米国はイラン産原油の全面禁輸を各国に求めているが、ロハニ師は「中国とロシアは原油の輸入を約束した」と述べ、米国の制裁再開後も中ロとの取引は可能だと強調した。(テヘラン=杉崎慎弥

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