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 60年余り前、捕鯨で知られた石巻市鮎川を舞台に撮られた映画があった。高倉健さんが主演した「鯨と斗(たたか)う男」(東映、津田不二夫監督)。震災をくぐり抜けたこの街でもう一度、映画を上映しようという夢が、動き始めた。

 「鯨と斗う男」は1957年公開。健さんは鯨にモリを撃ち込む捕鯨船の砲手役で、全編鮎川や石巻でロケが行われた。当時捕鯨の拠点を置いていた大洋漁業(現マルハニチロ)が工場や船を提供し、鮎川の鯨まつりや石巻の盛り場の光景も登場。ポスターには「巨鯨を追って!!男と女・意地と恋情が火花散らす大型映画初の海洋活劇!!」とある。

 上映計画を進めるのは、ノンフィクション作家で雑誌「石巻学」を発行する大島幹雄さん(65)。震災のときまで石巻にあった映画館「岡田劇場」経営者の菅原宏さんから、この映画のことを聞いた。鮎川も津波で大きな被害を受け、街は流され、多くの人が去った。「フィルムに残された故郷の原像を鮎川の人、鮎川を離れた人たちが一緒に見る機会をつくりたい」と大島さんは考えた。

 東映に問い合わせたところ、映…

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