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 東京医科大学の入試で不正が疑われていた問題で、同大から調査を委託されていた弁護士らが7日、報告書を公表し、記者会見した。

 報告書によると、過去2年間の医学科の入試で、女子や3浪以上の男子が不利となるような得点操作が確認された。こうした不正は、臼井正彦前理事長(77)=贈賄罪で起訴、辞職=の指示だったと認定。「重大な女子差別に基づくと言わざるを得ず、強く非難されるべきものだ」と指摘した。

 入試は1次の筆記試験を経て、合格ラインを超えた受験者が面接や小論文などの2次試験に進む流れになっていた。

 報告書によると、医学科の入試では400点満点の1次試験の段階で、過去2年間で特定の受験者19人に加点していた。この中には文部科学省前局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=の息子も含まれ、今年の入試で10点が加えられたことが確認された。

 2次試験でも、論文の点数を一律に2割減点した上で、「2浪までの男子」に20点、「男子の3浪」の順に10点を加点。一方、女子と4浪以上の男子には加点をしないよう操作していたことが判明したという。