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(7日、高校野球 近江7―3智弁和歌山)

 左翼へ強い打球が飛ぶ。智弁和歌山のマウンドにいた平田は願った。「(左翼手の)根来に頼むから後ろを見ないでくれと」

 2―4の八回2死一塁、近江の4番北村にスライダーを左翼席に運ばれた。この日は要所で球が甘かった。これで降板。「もう……。2年半やってきて一番情けない投球でした」と言葉を振り絞った。

 3季連続で甲子園を経験したが、目標の優勝には届かなかった。「負けなどしんどいことが8割。勝利やたまにいいことが2割。でも甲子園のマウンドに登ると気持ちが晴れるんです。きょうも最初は外野とかぐるっと見渡して堪能しました」

 そして仲間への感謝の言葉を紡いだ。「いつでも仲間が僕を信じてくれた。最後まで声を掛けてくれた。控え選手の分まで勝ちたかった」と声を震わせた。(坂名信行)

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