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 学生時代に作ったわずか2分22秒の短編「フミコの告白」でアニメファンに衝撃を与えてから9年、石田祐康(ひろやす)監督がやってくれました。初長編「ペンギン・ハイウェイ」が、夏休みアニメとして東宝映像事業部配給により全国約200スクリーンで17日から公開されます。みずみずしくて爽やかで、ワクワクさせて笑わせて、最後には切ない感動が待っています。短編を小規模公開した実績しかない(失礼!)監督が初の長編で堂々たるメジャーデビュー。何と言うか、この不意打ちのような驚きは新海誠監督の「君の名は。」以来。自主制作から注目された点でも新海さんと重なります。

 「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などの森見登美彦さんによる同名小説が原作。小学4年のアオヤマ君(声・北香那さん)は頭脳明晰(めいせき)で、まじめな努力家で、クールな自信家。興味を持った現象を相棒のウチダ君と共に日々研究しノートに書きとめ、歯科医院で働く胸の大きな「お姉さん」(声・蒼井優さん)にチェスを習い、そして彼女を結婚相手にすると決めているませた少年です。ある日、町に大量のペンギンが突如出現し忽然(こつぜん)と消える事件が発生。さっそく研究を開始したアオヤマ君の前で、お姉さんが缶コーラを空に投げるとペンギンに変身! なぜかはお姉さんにも分からない。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」。アオヤマ君の冒険が始まります。

 石田監督は、京都精華大在学中の2009年に発表した「フミコの告白」がネットで大反響を呼び、文化庁メディア芸術祭優秀賞など国内外の多数の賞に輝き、DVD化もされました。その後、新興のスタジオコロリドで作った短編「陽なたのアオシグレ」を2013年に劇場公開。同スタジオで長編企画を検討している際、候補に挙がったのが「ペンギン・ハイウェイ」でした。石田監督は4、5年前に原作を読み、ユニークな主人公像と、思いもよらぬ方向へ展開する世界観が気に入っていたそうですが、「長編の企画に選んだ決め手は、周りの人たちが僕に向いていると言ってくれたことが大きかった」。

 「フミコ」は、失恋した女子高…

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