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 浜名湖で捕れる高級食材で「幻のカニ」とも呼ばれるドウマンガニ(ノコギリガザミ)の養殖・量産に、静岡大名誉教授の久保靖さん(81)が取り組んでいる。2008年にNPO法人「地域生物資源研究所」(浜松市)を設立。浜名湖畔に養鰻(ようまん)池の跡地を借りて養殖池用のハウスなどを造り、13年ごろには稚ガニからの人工飼育に成功した。環境教育の一環として浜名湖などでマングローブの植栽活動を続けているオイスカ高(同)の教員や生徒も環境整備などで協力。共に夢を追っている。

 施設のハウスは浜名湖のほとり、かつては一面が養鰻池だった場所に建つ。広さは300平方メートルほど。中に約百本のマングローブが植わっている。もともと南方系のカニでマングローブの干潟を好むドウマンガニがより生息しやすい、自然に近い形にする工夫だ。

 今月初旬の夜。夏の熱気が漂うハウスの池に久保さんがいた。マングローブの池の底に敷く黒い防草シートに、十数センチ四方に切った発泡スチロールを畳針で縫い付けていく。底の砂地とシートの間にスチロールを挟むことで、砂に藻が生えてヘドロ化することを抑える工夫だ。できあがると長靴を履いて池に入り、シートを張り巡らす作業。

 放っておくとヘドロが大量にで…

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