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 翁長氏の死去を受けて、中央政界でも哀悼の意を示す声が相次いだ。自民党の二階俊博幹事長は「沖縄が抱える諸課題に対し命がけで取り組まれる知事の姿に、政治家として人間として通じるものを常々感じていた。ご冥福を心からお祈りいたします」とコメントした。

 立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は「沖縄の最後のとりでだった。命を削って沖縄を守ろうとされていた」。共産党の小池晃書記局長は「命がけで辺野古に新基地を作らせないということをやってこられた。その遺志を受け継いで戦い抜くことで、翁長氏の無念の思いに応えたい」と朝日新聞の取材に語った。

 沖縄県知事選はもともと翁長氏の任期満了に伴い11月18日に行われる予定だったが、死去に伴い前倒しされる。与野党は選挙に向けた動きを加速させる。

 政府・与党側は佐喜真淳宜野湾市長を擁立する方針で、自民党はすでに選挙対策本部職員を沖縄入りさせている。党関係者は「現地の態勢を整えるスピードをアップさせる」と語った。ただ、知事選は移設計画に反対の旗振り役だった翁長氏の「弔い合戦」の色合いが濃くなる可能性があり、官邸幹部は「無党派層の票の流れが読めない」と語り、行方は不透明だとみる。