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 9月の自民党総裁選について、石破茂・元幹事長は9日の石破派の会合のあいさつで、10日に立候補を表明する考えを明らかにした。安倍晋三首相も3選をめざし立候補する構えで、首相と石破氏の一騎打ちの公算が大きくなっている。

 2015年は無投票だったため、12年以来6年ぶりの総裁選となる見通しだ。

 石破氏はあいさつで、「実質的に総裁選びは総理選び。党員のみならず、国民に憲法、安全保障、外交、党運営などでどのような議論があり、どのような考え方を持ち、どこが違っているか理解をいただく努力が必要だ」と述べた。立候補には本人を除く20人の推薦人が必要。石破派は石破氏を除くと19人だが、推薦人確保のめどはついているという。

 石破氏の総裁選への立候補は08年、12年に続き3回目。12年の総裁選では党員・党友による地方票で安倍氏を圧倒したが、国会議員票で逆転負けした。今回、主要派閥から支持を得る首相が国会議員票で石破氏を引き離すが、自主投票を決めた竹下派の一部が石破氏を支援する。石破氏は世論の人気をテコに、地方票を集め、首相に迫る戦略を描いている。

 石破氏は鳥取1区選出で、連続11回当選。防衛庁長官や防衛相、農水相、党政調会長などを歴任し、第2次安倍政権で幹事長、地方創生相を務めた。15年9月に石破派を旗揚げ。森友・加計学園問題で政権批判を展開するなど首相と距離を置く姿勢を見せてきた。

 総裁選は9月7日告示、同20日投開票の日程を軸に調整されている。総裁選には野田聖子総務相も意欲を見せている。