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 今月18日に開会式があるジャカルタ・アジア大会の公開競技として初採用された「eスポーツ」の日本代表壮行会が9日、東京都内であった。東アジア地区の予選を勝ち抜き、出場権を得た3人が意気込みを語った。

 対戦型のコンピューターゲームで争うeスポーツ。大学生の杉村直紀(21)と高校生の相原翼(18)はサッカーゲームの「ウイニングイレブン」、プロゲーマーの赤坂哲郎(23)は人気カードゲーム「ハースストーン」で出場権を得た。おそろいのユニホームを着た杉村は「ワクワクする。本当のアスリートになった気分」。相原は「一番いい色のメダルを持ってきて、eスポーツの魅力を世間に伝えたい」と話した。

 国内統括団体である日本eスポーツ連合によると、アジア大会のeスポーツの日程は8月26日~9月1日。次回22年大会では公式競技になる予定だという。若者のスポーツ離れが危惧される中、国際オリンピック委員会(IOC)はその層が関心を寄せるeスポーツとの連携を模索。国際サッカー連盟や全米4大プロスポーツも大会を開催するなど、世界でeスポーツ市場が広がっている。

 この日はサントリーなど6社が同連合の公式スポンサーとして発表され、国際体操連盟の渡辺守成会長や日本フェンシング協会の太田雄貴会長らが「リアルスポーツ」との連携を助言する特別顧問に就任した。国内では9月に茨城国体の関連行事として行われるほか、同連合がサウジアラビアとの国際親善試合を来年1月に開催するなど、認知度向上を狙った働きかけが続く。

 「ゲームはスポーツか」「メーカーのための競技ではないか」という反発もある中、同連合の岡村秀樹会長は「リアルスポーツと同じように、アジア大会では透明性の高い形で選手を送り出す。実績を示していくことが一番理解を深めると思う」と話した。(野村周平)