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 自民党石原派(12人)が9日、党総裁選で安倍晋三首相の3選を支持する方針を決め、党内7派閥の総裁選対応が出そろった。首相は5派閥の支持を受け、投票権のある国会議員の約7割を固めた計算になる。一方、石破派(20人)と竹下派(55人)の一部から支援を受ける石破茂・元幹事長は10日、総裁選への立候補を正式表明する。

 石原派を率いる石原伸晃・前経済再生相は、東京都内での派閥会合後、記者団に「石原派は一致して安倍総裁の3選を支持することで了解を得た」と説明。「アベノミクスで景気が拡大し、所得も改善している。この流れを確固たるものとすることが自民党の政治的な責任だ」と語った。

 竹下派は長野市内で会合を開き、事実上の自主投票とする方針を正式に決定。竹下亘・党総務会長は会合で「衆院は安倍首相、参院は石破元幹事長を支持する人が大勢だ。それぞれの立場で対応する」と述べた。これまでに派内で首相支持を表明したのは衆院議員を中心に20人超。石破氏支持には、参院議員21人の大半が回る見通しだ。

 石破氏は10日の出馬会見で、「正直、公正、石破茂」をキャッチフレーズに、「政治の信頼を取り戻す」として党風刷新や行政改革などの必要性を訴える。9日の派閥会合では「党員のみならず国民に、憲法、安全保障、外交、党運営などでどのような議論があり、どのような考え方を持ち、どこが違っているか理解をいただく努力が必要だ」と語った。