[PR]

 学校給食向けの食材会社「由起食品」(東京都品川区)が、冷蔵保存用に設定されていた賞味期限が切れた冷凍鶏肉を東京都内の小中学校に格安で出荷していた問題で、品川区保健所は10日午前、食品衛生法にもとづいて同社に立ち入り調査に入った。食材の保管状況を調べるとともに、販売先の学校の特定を進める。

 消費者庁は通知で食品の保存状況が変わった場合には、改めて賞味期限を科学的・合理的に設定するよう求めている。今回は冷蔵から冷凍に変わったが、賞味期限は未設定だった。

 区保健所によると、8日に朝日新聞社が報道したことを受けて、9日に同社の担当者を呼んだところ、賞味期限切れの鶏肉を学校に販売していたことを認めたという。問題の鶏肉は川崎市の食品会社から冷蔵用で販売される予定だったが、余ったため冷凍して保存されていたものを「品質に問題はない」と説明を受けて購入した、と主張したという。

 由起食品によると、購入時に冷蔵用に設定した賞味期限を過ぎていた肉もあり、仕入れ価格は1キロ300円と通常の半分以下だった。学校には、同社が通常販売する鶏肉よりも4割ほど安い1キロ700円で売っていたという。