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 熊本市で25日に開かれる九州吹奏楽コンクール(九州吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)の中学校の部には県内から3校が出場する。(大村久)

常連校「全力で音飛ばす」 大淀中(宮崎市)

 宮崎市立大淀中は昨年に続く九州大会。部員38人の3分の2が昨年の経験者という強みを持つ。自由曲はJ・S・バッハ作曲、森田一浩編曲の「トッカータとフーガ ニ短調」を演奏する。

 1980年、県勢で小、中、高校を通じて初めて全国大会出場を決めた県代表常連校。地区では大淀小が昨年まで12年連続で九州大会に出場するなど、吹奏楽に熱心に取り組む土壌ができている。

 部長の山下道華さん(3年)によると、県大会直前に集中力が上がり全体が仕上がっていったという。めざすは4年ぶりの全国の舞台。「九州大会の演奏順は1番で、朝が早い。うまく音が出るか不安があるが、今まで習ったことを悔いのないように全力で音を飛ばしたい」

初出場 心込めた音で挑む 沖水中(都城市)

 都城市立沖水中は2年前、12年ぶりに金賞を受賞したが、県代表選考会には進めなかった。今年、九州大会初出場の夢をかなえ、関係者は喜んでいる。

 7月の県代表選考会に進んでから集中力が不足したという。代表選考会の前日、顧問の池田健教諭に厳しく指導され、みんなのスイッチが入り九州大会の切符をつかみとった。

 部には「礼心音感」というモットーがある。礼儀を正して、心のこもった音を響かせ、感謝の気持ちを聴衆や支えてくれる人に届けるというものだ。

 自由曲はF・チェザリーニの交響詩「アルプスの詩」。部長の土寄(つちよせ)結子さん(3年)は「個性豊かな部員が多く、自分の音を持っている。ひとつになってきれいな音で挑みたい」と意気込みを語った。

50人 ダイナミックに演奏 本郷中(宮崎市)

 宮崎市立本郷中は初めての九州大会出場。部員は80人。地元のまつり、神社や敬老会などでの演奏機会も多く、生徒たちは練習熱心という。

 県大会に続き、九州大会でも演奏人数上限の50人で挑む。自由曲は天野正道作曲「カプレーティとモンテッキ『ロメオとジュリエット』その愛と死」を演奏する。

 全校生徒の10%以上が吹奏楽部員と層が厚い。大人数なので、音を合わせるのは大変だが、心が一致したときの大迫力のサウンドは圧巻だ。

 部長の上野晴暉君(3年)は「九州大会に向け、緊張感を持って中身の濃い練習をしている。みんなで音を合わせるのが楽しい。本郷中らしいダイナミックな演奏ができるように頑張りたい」と語った。