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 急逝した沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事を悼み、県は10日、那覇市の県庁1階の県民ホールに記帳所を設けた。朝から市民が訪れ、追悼の思いを込めて名前を記入した。

 那覇市の平良幸男さん(68)は「沖縄の気持ちを自分の言葉で本土に訴えてくれた知事だった」と涙をぬぐった。同市の塾講師中村啓子さん(75)は書き入れた後、しばらく手を合わせた。「辺野古への基地建設を含め、本土にないがしろにされてきたウチナーンチュ(沖縄の人)に誇りを取り戻そうと呼びかけてくれた。志半ばで、とても残念。感謝を伝えたい」と語った。

 記帳所は東京・平河町の都道府県会館にある県東京事務所にも設けられ、関係者らが足を運んだ。沖縄の物産を扱う会社で働く仲宗根聡さん(45)は「知事は辺野古問題で孤軍奮闘してこられた。経済発展にも取り組まれ、亡くなったのは残念です」と話した。

 記帳所は沖縄県内の合同庁舎4カ所にも設置。17日までの午前10時~午後4時に受け付ける(開庁日のみ)。(安田桂子、高橋健次郎)