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 オリジナル商品の売上金の一部を東日本大震災の復興のために寄付している「いたくら呉服店」(山口県光市室積3丁目)が、新たに「光の扇子」をつくり、販売を始めた。扇子を広げると、白い沿岸部の地形とターコイズブルーの瀬戸内海が現れる。

 「ふる里光プロジェクト」と銘打ち、店長の板倉厚夫さん(58)が2011年に始めたオリジナル商品開発の第7弾。第1弾の「光文様手ぬぐい」を発売した10日後に震災が発生したことから、商品1点が売れるたびに10円をため、復興支援のために寄付を続けてきた。

 今回は、京都の扇子メーカーのデザイナーが商品開発に協力。扇形の和紙に合わせるため、沿岸部の地形のデフォルメに試行錯誤を重ねた。東京五輪を2年後に控え、海外からの観光客にも手にとってもらえたらと、牛島や水無瀬島、室積海岸や虹ケ浜海岸などの地名はローマ字で表記した。

 この7年間でためた寄付金は10万円。「震災を風化させないためにも少しでも長く続けて復興に貢献したい」と板倉さん。扇子は箱入りで、1本1500円(税込み)。問い合わせは、いたくら呉服店(0833・78・1673)。(三沢敦)