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 6月にあった全国高校総体ハンドボール男子の大阪府予選決勝で、大体大浪商の選手が桃山学院の選手にひじ打ちをした問題で、大阪高校体育連盟が設置した第三者委員会は10日、一連のプレーに「積極的な加害の意図はなかった」との見解を明らかにした。両校とも納得しているという。

 弁護士らでつくる第三者委によると、決勝の後半、浪商の選手がマークをふりほどこうとしたところ、右ひじが相手選手のみぞおち付近に当たり、選手が倒れた。このプレーを「執拗(しつよう)なマークを排除する行為としても、極めて危険性の高い反則」と判断したが、積極的な加害の意図や計画性はなかったと結論づけた。

 試合前、浪商の一部の部員がSNS上で、この桃山の選手を名指しするような形で「ぶっ殺すか」などと発言していたことについては「関連は見られない」とした。

 ただ、審判はこのプレーを見逃し、桃山側の抗議があっても試合を続けた。「選手への聞き取りや協議を行わずに再開したのは重大な問題」と指摘した。

 また、高体連の試合後の対応についても、審判が見ていなかったプレーでは選手に対する処分ができないなどとする回答を繰り返したことを「丁寧さ、慎重さを欠いていた」と批判。審判の研修や選手に危険行為の重大性を伝えることなどの再発防止策を提言した。

 試合は29―28で浪商が勝ち、7月の全国高校総体に出場した。