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 全国の国公私立大の医学部医学科の入試をめぐり、文部科学省は10日、男女の合格率の違いや、合否判定で扱いに差があるかどうかなどを計81大学の学長あてに照会した。回答期限は24日。男子の合格率が女子より高い場合は理由の説明も求め、必要に応じて詳しい調査をするという。文科省がこうした形で、大学入試の公平さについて大規模な調査をするのは初めて。

 医学部の入試をめぐっては文科省幹部が起訴された汚職事件に関連して、東京医科大が一部の受験生の点数を加算していたことや、女子や3浪以上の男子が一律に不利となる得点操作をしていた実態が判明した。林芳正文科相は10日の会見で、医学分野では志願者に占める入学者の割合で男子が女子を上回っていると指摘。「大学病院にとっては医師採用試験の側面があるため、他の医学部でも同様の事態がある可能性が指摘されている」と述べた。

 調査票では過去6年分の入試について、男女別と年齢別の受験者数、合格者数や合格率を尋ねている。また、募集要項にない特別な加点や性別や年齢による扱いの差異がないかを問う。「ない」と答えた場合は、正当な手続きだと示せる資料があるかも尋ねている。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(根岸拓朗)