8日に膵臓(すいぞう)がんのため67歳で死去した沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事の通夜が10日、那覇市の大典寺で営まれ、県民や国会議員ら多くの人が参列し、死を悼んだ。

 稲嶺恵一・元知事は、親族から「2カ月以上も前から病状が深刻だと本人もわかっていた」と聞いたことを明かし「その間、全く表面には出さず、ひたすら公務に励んだその姿を思い出すと非常に胸を打たれる」と話した。菅義偉官房長官は弔問後、記者団に「米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設については意見が分かれたが、沖縄の振興発展については色んな意味で話し合いをしてきた。大変思い出深く、そういう思いで焼香した」と語った。

 葬儀は13日午後3時から同じ大典寺(那覇市松山1の9の1)で営まれる。喪主は妻樹子(みきこ)さん。

 県は10日、県庁や東京にある沖縄県の東京事務所などに記帳所を設けた。県庁には朝から県民らが次々と訪れ、追悼の思いを込めて名前を記入した。県は13~17日には、大阪市北区にある県大阪事務所と、名古屋市中区にある名古屋駐在にも追加で記帳所を設ける。