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 全国約2万人の高校生が集まり、長野県で開かれた第42回全国高校総合文化祭(文化庁、公益社団法人全国高等学校文化連盟など主催、朝日新聞社など特別後援)が11日、閉幕した。美術・工芸部門でこの日、参加する生徒に贈られた「張り子のリンゴ」に、互いにメッセージを書き、全国の仲間と交流を深めた。

 リンゴは信州の名産。県内100校近くの美術部員が和紙などを使って約700個を制作。あえて着色せず白いまま渡し、赤色のペンでメッセージを書き合って「赤いリンゴ」に仕上げる、という作品だ。

 兵庫県立三木東高校2年の辻希望(のぞみ)さんは熊本県の生徒に「くまモン」を、奈良県の生徒にシカの絵を描いてもらった。「かわいい。部屋に飾っておきます」

 長野県須坂東高校3年の沢田奈緒さんは同じ漫画家志望という高知県の生徒と知り合い、「お互い頑張ろう」とメッセージをもらった。「身近に同じ夢を持つ人がいなかった。全国大会ならでは」と喜んだ。

 来年の総文祭は佐賀県で開かれる。(関根光夫)