[PR]

 (12日、高校野球 二松学舎大付5-2広陵)

 昨年準優勝の広陵が初戦で姿を消した。1、2番の高田、吉岡ら昨夏の経験者が残り、中盤に2点差を追いつく粘りを見せたが、七回に重い3点を失った。

 「日本一だけを考えてきたので悔しいです。やっぱり(昨年の先輩たちは)強かったです」。九回、二ゴロ併殺で最後の打者になった高田は、泥だらけのユニホーム姿で泣いた。

 7月の西日本豪雨で広島も被害を受けた。寮には被災状況を伝える新聞紙面を掲示し、この状況で野球ができる喜びをかみ締めた。高田は「希望を与えられたら良かったんですが」と、また涙をこぼした。

     ◇

 広陵の先発森悠に涙はなかった。「得意な直球を打たれたので悔いはありません」。同点の七回、141キロを打たれ、勝ち越された。鋭く曲がるスライダーを織り交ぜて8三振を奪ったが、要所で粘れなかった。7回5失点で降板。昨夏の決勝でマウンドに立った右腕が、初戦で去った。

 ●中井監督(広) 「あっという間に終わってしまった。打線は悪い当たりじゃなかったが、正面に行くことが多かった。負けるときはこんなもん」