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(12日、高校野球 浦和学院9―0仙台育英)

 浦和学院にとって、6年ぶりとなる夏の甲子園での白星。森士(もりおさむ)監督はお立ち台で、「本当に選手たちが、よくこの一戦でつないでくれた」と言って目に涙を浮かべた。

 この日の相手は、5年前の第95回大会の初戦で敗れた仙台育英。2年生エースでその春の選抜大会を制した左腕小島和哉(早大)が左足をつりながら182球を投げ、九回途中で降板。接戦の末、10―11でサヨナラ負けを喫していた。この敗戦を機に、1人の投手に頼らないチームを作ってきた。

 「確かに(相手の)ユニホームを見れば、よみがえってくるものはありますけど、自分たちのパフォーマンスをしっかりさせてやることだけを考えていた」と森監督。今夏は4投手でつなぎ、9―0で勝った。継投を選んだ理由について、「5年前に1人、悲しい思いをさせてしまったので」と語った。

 感極まったことを問われ、「(相手が)仙台育英の試合というのもそうだが、うちの選手がたくましくなった。彼らに僕自身が感動してしまって、ちょっとグッときてしまいましたね」。そう言って、また目を潤ませた。(小俣勇貴

 ○蛭間(浦) 八回に本塁打。「中盤から追加点が取れていなかったので、1本出すぞという気持ちだった。いい打球だったと思う」