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 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は12日、外交関係のある南米のパラグアイと中米のベリーズに向け出発した。蔡氏が一昨年に総統に就任して以来、中国の圧力で4カ国から断交され、台湾と外交関係を残すのは18カ国に減っており、トップ外交で関係のつなぎとめを図る。

 パラグアイではアブドベニテス新大統領の就任式に出席し、ベリーズでは国会演説を予定している。蔡氏は出発を前に、「私たちは世界に向かって外交空間を切り開いてゆく」と語った。

 蔡氏はパラグアイやベリーズに向かう途中で米国のロサンゼルス、帰路ではヒューストンにそれぞれ立ち寄り、現地の華僑や政界関係者らと接触する見通しだ。米台の接近に警戒感を抱く中国外務省は、「米国は『一つの中国』原則を守り、(蔡氏が米国を)経由することを認めるべきではない」と不満を表明している。(台北=西本秀

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