【動画】「止められるか、俺たちを」門脇麦さん、井浦新さんが語る魅力=永田篤史、高橋雄大撮影
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 映画監督の故・若松孝二さん(1936~2012)が率いたプロダクションの初期の2年半を、1人の早世した女性助監督の目線を通じて描いた映画「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督)が10月13日から公開される。主演の門脇麦さん(26)と若松監督役の井浦新さん(44)が朝日新聞の取材に応じ、映画の魅力を語った。

 若松監督はヤクザ同士のけんかで逮捕された際の経験を元に、「警官を殺したいが、実際に殺したら捕まるから、やるなら映画の中で」と映画の道に進んだ。過激な性描写に若者の鬱屈(うっくつ)した心情を織り交ぜる独自の作風で「ピンク映画の巨匠」と呼ばれた。

 08年の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」ではベルリン国際映画祭で最優秀アジア映画賞と国際芸術映画評論連盟賞、10年の「キャタピラー」では主演の寺島しのぶさんが同映画祭の最優秀女優賞を受賞するなど、晩年も話題作を生み出した。が、交通事故が原因で76歳で亡くなった。

 井浦さんは、「恩師」と呼ぶ監督について、「本当に自分の好きな映画作りに夢中で、好きなことを語る時は冗舌。確信犯的に人の話を聞かなかったりすっとぼけたりするし、何にも見ていないふりもしているけど、いつも全員の行動を全部把握している。まあむちゃくちゃな人なんです」と振り返る。

 「若松プロダクション」は1965年設立。門脇さん演じる吉積めぐみさんは21歳だった69年3月に門をたたいた。当時の若松プロには、後に日本赤軍に合流した映画監督の足立正生さん、無印良品のプロデュースでも知られる助監督の秋山道男さんをはじめ、脚本家の沖島勲さん、荒井晴彦さん、大和屋竺(あつし)さんら異才たちが集っていた。その中でもまれ、チーフ助監督になっていた吉積さんは、71年9月に死去。直前に独りでウイスキーと睡眠薬を飲んでおり、自殺か事故死かは今も分かっていない。

 門脇さんは、吉積さんを演じる…

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