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(13日、高校野球 レジェンド始球式)

 41年前の夏、「バンビ」の愛称で人気を集めた。坂本佳一さん(56)は第59回大会、東洋大姫路(兵庫)との決勝。1年生投手はサヨナラ本塁打に散った。その場面がスクリーンに映し出されるのを見て「あれが人生の原点」と言った。甲子園出場はその1度だけ。「あれから全然活躍できずに突然野球をやめたので、今日は応援してくれた方々に、坂本は元気にやっています、というつもりで投げました」

 「最初は弱っちくて嫌だった」という「バンビ」のあだ名も、その後1年生投手が脚光を浴びるたびに「2世」が誕生した。今では「うれしい思いもあるし、その後も順調に活躍してくれればいいなと見ています」。

 母校は西愛知大会の決勝で敗れたが、恩師阪口慶三監督が大垣日大(岐阜)を率いて、灼熱(しゃくねつ)の甲子園でノックバットを振った。御年74歳。「夏は天下を取っていないから追いかけているんでしょう。ある意味、僕が決勝で負けたおかげですよ」と言って、笑いを誘った。(堀川貴弘)

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