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 約400年前、不毛の土地だった庄内平野を国内有数の米どころに変えた山形県庄内町の農業用水路「北楯大堰(きただておおぜき)」が、県内で初めて「世界かんがい施設遺産」に登録された。「国際かんがい排水委員会」(ICID)が選び、農林水産省が発表した。

 県農村計画課によると、北楯大堰は1612(慶長17)年、狩川城主・北館大学助利長(きただてだいがくのすけとしなが)が造った。当時、立川・余目地区は河川より標高が高く、水利に恵まれず作物が育たない原野だったという。そこで、10年かけて周辺を調べ、最上川に流れ込む支流の立谷沢川から取水し、原野を潤す計画を立てた。

 着工したものの、最上川の急流や地滑りに阻まれ、工事はなかなか進まなかった。しかし、闇夜にちょうちんの明かりを掲げて高低差を測量するなどして綿密に設計。1日約7400人を動員し、4カ月間で約10キロの水路を完成させた。

 その後も工事は続けられ、最終…

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