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(14日、アジア大会 バスケットボール男子1次リーグ)

 悪夢のような第3クオーター(Q)だった。今大会の日本勢最初の試合となったバスケットボール男子の台湾戦。49―36と最大13点のリードを奪いながら、残り1分で追いつかれた。そこから2本連続で3点シュートを決められ、逆転を許した。

 「リードしていても、どこか雰囲気が重かった。若い選手が多く、うまく切り替えられなかった」と最年長の34歳でセンターの太田(三遠)は明かす。日本の平均年齢は24・7歳。試合の流れを引き戻す選手がおらず、第4Qに2点差まで追い上げるのが精いっぱいだった。試合残り10秒で太田が審判にパスをするなど、終始ミスも目立った。

 世界ランキング49位の日本に対し、台湾は57位。約1カ月半前のワールドカップ(W杯)アジア地区1次予選最終戦では40点差をつけて快勝した相手だ。ただ、12人中8人が前回と同じメンバーの相手に対し、日本は太田とガードの辻(川崎)のみ。チーム最多の32得点を稼いだファジーカス(川崎)や八村(米ゴンザガ大)ら主力は、9月に始まるW杯2次予選に備えるため招集されなかった。

 ラマス監督も指揮を執らずに会場で見守った。W杯2次予選に向けた23日からの合宿に参加するため、この試合限りで帰国するからだ。「20代前半の若い選手たちに成長を期待している」。次戦は16日のカタール戦。20年ぶりのメダルとなる銅を獲得した前回大会(韓国・仁川〈インチョン〉)並みの成績を残すためにも、立て直しを図りたい。(照屋健)