[PR]

 北九州市小倉北区で2012年、暴力団排除の標章を掲げたクラブの男性役員を刺したとして、傷害罪に問われた指定暴力団工藤会系元組幹部、上野洋児被告(38)に対し、福岡地裁は14日、懲役2年8カ月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。

 足立勉裁判長は「標章制度などの暴力団追放運動への反発から行ったと推察される。卑劣で反社会的な発想に基づく犯行だ」と指摘。上野被告を「実行役」と認定する一方、「工藤会を離脱し、捜査段階から共犯者の関与について詳細に供述して事案の解明に大きく貢献した」と述べた。

 判決によると、上野被告は、工藤会ナンバー3の菊地敬吾被告(45)らと共謀して12年9月26日、小倉北区のマンション前で、男性役員(当時54)の尻や太ももを刃物で3回刺し、けがをさせた。