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 「桃太郎は桃から生まれたけど、ぼくはどこから来たの?」

 「ママのおなかは壊れちゃってたから、ママから生まれたんじゃないの。迎えに行ったのよ」

 愛知県内に住む40代の夫婦には2人の子どもがいる。長男(7)と次男(2)は、いずれも特別養子縁組で迎えた。

 ママは3年ほど前、血のつながりがないことを長男に伝えた。小さなころから少しずつ真実告知することを、児童相談所から求められていたという。

 当時3歳の長男が理解できたのか、ママにはわからない。ただ、長男は、クマの夫婦が猫とネズミの赤ちゃんを育てる物語の絵本が大好き。「家族が増えるのはとても幸せ」というセリフがお気に入りで、何度も繰り返し口にする。そのうち、「弟がほしい」とせがみ始め、パパとママは2年前、弟を迎えに行った。

血のつながりがなくても、戸籍上の親子になれる特別養子縁組制度が施行されて30年を迎えました。2017年度は616件(速報値)成立し07年の289件から倍増。なぜママやパパはこの縁組を選び、そして、生みの親が別人だと知らされた子どもは何を思うのでしょうか。二つの家族の姿を追います。まず、「僕はどこから来たの」と問われたママの時計の針を戻します。

■一緒に暮らし始めた夏のことだ…

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