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 イタリア北部ジェノバで14日、幹線道路の橋が崩落し、通行中の車などが巻き込まれた。ANSA通信は当初、少なくとも35人が死亡したと報じた。トニネッリ運輸相は「甚大な惨事だ」と語った。同通信は14日深夜になり、ジェノバがあるリグーリア州当局の情報として、死者は26人で負傷者のうち9人が重体と報じた。

 崩落したのは川や鉄道の上にかかる高架橋。崩落部分の長さについては80メートルから200メートルまで情報が交錯している。車30台ほどが通行していたとみられ、死者がさらに増える可能性もある。

 崩落は午前11時半(日本時間午後6時半)ごろ、土砂降りの雨のなかで発生したという。橋は1967年に開通した。

 ジェノバは地中海に面した港湾都市で、多くの観光客が訪れる。(ジュネーブ=吉武祐)

多数の車通行中、突然に

 イタリア北部で14日、多くの車が通行中だった幹線道路の高架橋が突然、崩落した。約30台の車が巻き込まれたとみられ、必死の救出活動が続けられた。

 現場は、古くからの港町ジェノバの市街地郊外にある工業地帯。橋は鉄道や工場とみられる建物の上を東西に走り、道路は隣国フランスとの国境方面へ続く。翌日がイタリアの休日で、普段よりも多くの車が行き来していたとみられる。在ミラノ日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はないという。

 イタリアの地元テレビの映像によると、橋脚の一部がなくなり、橋は完全に途切れている。巻き込まれた車の中から複数の人が救助されたことも伝えている。

 AP通信によると、道路管理者は崩落は「予測不能だった」と話した。マクロン仏大統領は、イタリアのコンテ首相に電話し、支援する意向を伝えた。