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 大阪府警富田林署で留置中の樋田淳也容疑者(30)=強制性交、強盗致傷などの容疑で逮捕=が接見後に逃走した事件で、同署周辺の防犯カメラに樋田容疑者と特徴の似た男が歩く姿が映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。別のカメラには直後に赤い自転車に乗る男も映っていた。同じものとみられる自転車が大阪府羽曳野市内で見つかっており、樋田容疑者が遠方へ逃走した可能性が浮上した。

 府警によると、樋田容疑者は12日午後7時半ごろから、同署面会室で弁護士と接見。弁護士は午後8時ごろに終わったと説明している。同署南側の塀のそばには脚立が置かれ、よじ登ったような跡も確認されていた。防犯カメラが設置されていたのは署から南側。午後8時半ごろ、東方向へ歩く男が映っていた。背格好などの特徴から樋田容疑者とみられるという。

 また直後に、署の東側の別の防犯カメラに住宅街を赤色の自転車で北上する男の様子も映っていた。こちらは映像がやや不鮮明だという。府警は14日、富田林市から北方向の羽曳野市内で乗り捨てられている赤い自転車を発見。富田林署の南側で盗まれたものだったが、所有者は気づいていなかったという。樋田容疑者の指紋は付着していなかった。

 樋田容疑者の所在がわからなくなっているのに署員が気付いたのは、防犯カメラの撮影時刻から1時間以上たった後だった。