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(15日、高校野球 龍谷大平安14―1八戸学院光星)

 春夏通算100勝という快挙の達成がチームにもたらしたのは、心のゆとりだった。重圧から解放された龍谷大平安打線が、得意のつなぐ野球を展開した。

 象徴したのが主将で4番の松田だ。先頭で迎えた二回、高めにきた初球の変化球を見逃さず、思い切り引っ張る。「初球から振ろうと決めていた。甘い球が来て、結果的によかった」。この左前安打から好機を広げ、下位打線で3点を先制。単打を重ねる理想的な攻撃で、八戸学院光星を突き放した。

 11日の1回戦で鳥取城北に勝った後、原田監督は「ここからは自分たちの手で積み上げるんだ」とげき。達成感から来る緩みを防ぎ、選手から無駄な力みを抜いた。初戦で4打数無安打に終わっていた松田は「101勝、102勝の積み重ねは僕たちがつくる歴史。その第一歩を切れてよかった」と笑った。(松沢憲司)

小寺、反省生かし完投

 龍谷大平安の小寺は前回の反省を生かした。1回戦の鳥取城北戦で八回途中で降板。「終盤に球が浮いてしまった。完投したかった」と振り返る。この日は「低めに投げることを意識した」。直球を軸に長打を許さず、1失点で完投した。だが、まだ少し物足りなさそう。「完封がベストなので」

 ○原田監督(龍) 「松田が第1ストライクをカチンと打って、みんなが盛り上がった。それが一番うれしかった」

 ○安井(平) 2番打者で4安打3打点。「自分は本当につなぐことしか考えていない。チームで一番バットを振ってきた松田が打って勢いづいた」

 ○北村涼(龍) 好守で貢献もただ一人安打なし。京都大会初戦の第1打席で安打を放って以降、無安打が続いており、「正直言って苦しいです」。

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