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 立山の山岳信仰を描いた「立山曼荼羅(まんだら)」の絵解きが富山県魚津市持光寺の大徳寺で15日に行われた。58代目住職の佐伯徳順さん(39)が、4本の掛け軸で1枚の絵になる「大徳寺本」の立山曼荼羅を広げ、約50人の参加者に立山開山縁起から始まる物語を語った。

 大徳寺によると、同寺は立山を開山したとされる佐伯有頼(ありより)の父有若(ありわか)が706年に開いたとされる。佐伯住職の絵解きは、有若が越中の国司として現在の魚津市に派遣されたところから始まり、有頼が父親から借りた白鷹を探し求めて立山に入り込む描写などについて説明した。

 立山博物館(立山町芦峅寺)の学芸課主任・森山義和さん(44)によると、立山曼荼羅は立山信仰を全国に広めるため、ふもとの宿坊の主人たちが用いた絵図。多くは江戸時代に作られた。掛け軸1本のものや、5本で1枚の曼荼羅になるものなど様々な種類があり、現在50点が確認されている。(高津守)