熊本市民病院(同市東区)の再建後も小児循環器内科が独立して存続することを求めて、重い心臓病の子どもがいる保護者らが14日、菊陽町の商業施設で署名活動をした。先月、病院に要望書を提出し、今回は初めて街頭で署名を集めた。秋まで集め、大西一史市長に直接渡したいとしている。
署名を募っているのは「熊本の小児循環器医療の発展を願う会」。会によると、子どもの心臓病の治療や手術時期の見極めには、小児循環器内科の専門医が欠かせないという。熊本地震で被災する前の市民病院は、この領域で福岡市立こども病院と並ぶ重要な医療拠点だった。
市の再建計画では、小児循環器内科は小児科に統合される。市側は廃止するとはしておらず、「縮小ではなく充実のため」と強調する。しかし、代表の向井美奈子さん(32)=熊本市北区=は「科名を標榜(ひょうぼう)するからこそ専門の先生や学びたい先生が集まるし、子も高度な医療が受けられる。科がなければ将来的に衰退する可能性があり、これから生まれてくる心臓病の子どもたちの未来にもかかわる」と心配し、「充実させるのならば存続してほしい」と話す。
心疾患のある子を同行する可能…
こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り:202文字/全文:679文字
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
トップニュース
新着ニュース
あわせて読みたい
「HIV陽性」「母子感染」・・連載5回を1本にまとめました。一気に読みたい方はこちらから。
インフルエンザの対処法や注目の新薬「ゾフルーザ」をめぐる最新情報をまとめました。
インフルエンザやノロウイルス、予防や対処のコツを紹介します。