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 終戦の日の15日、JR金沢駅もてなしドーム地下広場(金沢市木ノ新保町)で市民有志による「不戦のつどい2018夏」が開かれた。広島の原爆を描いた「はだしのゲン」の紙芝居の朗読や戦争の恐ろしさを伝えるパネル展などがあり、不戦への思いを新たにした。

 「戦争のバカタレ。わしのお父ちゃんをかえせ、英子ねえちゃんをかえせ」。平和サークル「むぎわらぼうし」のメンバーらは「はだしのゲン」を鬼気迫る様子で朗読。参加者25人ほどが真剣な面持ちで耳を傾けた。パネル展では、原爆投下直後の凄惨(せいさん)さを伝える絵や黒こげになった遺体の写真、治安維持法によって逮捕され獄死したかほく市出身の反戦川柳作家・鶴彬(つるあきら)(1909~38)の生涯などを紹介するポスターが並んだ。

 また、金沢市内の中学で使われている歴史教科書の育鵬社版と東京書籍版の南京大虐殺に関する記述の違いなども紹介。つどいの最後には、国の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入計画や教科書での戦争の扱われ方などを問題視し、「不戦の志を広げていきましょう」と誓うアピールを採択した。(田中ゑれ奈)