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支援通信

 西日本豪雨による土砂崩れで自宅が被災した独居の高齢者を支えようと、ボランティアらが汗を流している。「住み慣れた自宅で元通りの生活をさせてあげたい」と週末のたびに駆けつけ、土砂の搬出や片付けを続けている。

 森下玉江さん(91)は岡山県矢掛町の山あいに一人で暮らす。7月6日の豪雨で家の裏山が崩れ、大量の土砂が台所を埋め尽くした。森下さんは別の部屋で寝ていて無事だった。数日後、町役場の職員が様子を見に来たが、民有地で手を出せないと告げられた。

 途方に暮れた森下さんを支えたのは、愛知県のNPO法人「被災者応援 愛知ボランティアセンター」の理事長、久田光政さん(62)だ。矢掛町の隣の笠岡市で、被災者を支援する「ぞうきんプロジェクト@笠岡」の立ち上げを手伝っていたところ、山野通彦・矢掛町長から「役場ではできない手助けをしてほしい」と頼まれた。

 久田さんは愛知県からもボランティアを呼び込み、8月から週末ごとに森下さん宅で作業を続ける。森下さんは「誰も相談する相手がいなくて心細かった。一人では何もできず、ボランティアの人たちが来てくれてほっとした」と喜ぶ。

 一方、豪雨から1カ月が過ぎ、ボランティアの数が減っている。17日に出発を予定していた愛知県からのボランティアバスも催行人員に達せず中止に。それでも久田さんらは18日、森下さん宅で作業をする。

 ボランティアに参加したい人は午前8時、矢掛町役場前に集合する。問い合わせは、久田さん宛てにメール(vxq12@yahoo.co.jp)で。(小若理恵)