【アーカイブ】(ひとストリート)由布岳のボランティア・尾畠春夫さん
【2010年12月24日朝刊大分版】
日出町川崎の尾畠春夫さん(71)はボランティアで由布岳の登山道を整備し始めて17年になる。月に7、8回、30~40キロの材料を担いで登っては崩れかかった路肩を直したり、階段を整えたり、案内板を設置したりしている。
「何度も登らせてもらった山への恩返し。登山者が『おいちゃん、ありがとう』と言ってくれるのがうれしい」
別府市で鮮魚店を営んでいた40歳の時に登山を始め、北アルプスや富士山に登り、鹿児島県の佐多岬から北海道の宗谷岬まで徒歩で縦断した。
夢は100歳での祖母山登頂。ボランティアは「体力の続く限り続けたい」という。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。