拡大する写真・図版 山古志の牧場では繁殖も。撮影の約45分前に生まれたアルパカ(左)。様子をのぞきにきた仲間の顔をぺろりとなめた=2018年6月7日、新潟県長岡市、角野貴之撮影

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 2004年の中越地震の被災地、新潟県の旧山古志村(現・長岡市)で、アルパカによる地域おこしが軌道に乗り始めた。被災地支援で寄贈された3頭が今では約60頭に。各地の観光牧場や住宅展示場の催しなどでお呼びがかかり、モフモフの毛を用いた製品づくりも進む。

 那須りんどう湖レイクビュー(栃木県)で6月、動物たちのパレードがあった。馬やヒツジに交じり、山古志ゆかりのアルパカ5頭が登場。毛を触ろうと人だかりもできた。飼育員の大島崇寛さん(24)は「お客様と私たちを喜ばせてくれる存在。リピーターもいる人気者」と話した。

 アルパカと山古志のつながりは中越地震をきっかけに始まった。最大震度7の強震は山間部の山古志にも土砂崩れなどの被害をもたらし、全住民約2200人がヘリで村外に避難した。

 村へ帰ろうと励む被災者に各地から支援が寄せられた。その一つがアルパカだ。09年11月、米コロラド州の牧場主が3頭を寄贈。集落に戻った住民が飼育を始めると、やがて観光客が訪れるようになった。

 11年11月、地元の有志らが…

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