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 三重県鈴鹿市稲生塩屋1丁目の解体作業員横山麗輝さん(当時25)が絞殺された事件で、殺人容疑などで逮捕された妻の富士子容疑者(46)らが第三者による犯行を装うため、殺害現場や時刻を偽装する工作をしていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警によると、富士子容疑者は、交際相手の上山真生容疑者(29)=殺人容疑などで逮捕=と共謀。5月13日午前1時15分~同4時55分ごろ、富士子容疑者の経営するスナックで麗輝さんの首を絞めて殺害。遺体を車で運び、車ごと麗輝さんの自宅駐車場に遺棄した疑いがある。

 捜査関係者によると、殺害後とみられる午前4時55分~同5時15分ごろ、麗輝さんの携帯電話が富士子容疑者からの着信に応答したことが、履歴などで確認された。富士子容疑者は逮捕前、麗輝さんの安否を確認するために帰宅するまで電話で会話していたと説明していた。県警は富士子容疑者が殺害後に麗輝さんの携帯に電話し、上山容疑者が応答することで、麗輝さんが殺害された時刻を偽装しようとしたとみている。

 また、麗輝さんの携帯電話や眼鏡は、自宅の玄関で見つかった。いずれも麗輝さんが普段から持ち歩いていたことから、県警は両容疑者が自宅を犯行現場に見せかけ、第三者の犯行を装うために玄関に置いた可能性があるとみて調べている。

 一方、富士子容疑者と麗輝さんの間では離婚話が出ていた。富士子容疑者が2月ごろにLINEで「(麗輝さんを)殺してしまいそう」と送り、上山容疑者が「君が手を汚すことはない」「やるなら俺がやる」と返信していたことが、県警が押収した2人の携帯電話から判明した。