奇跡の救出、日々の暮らしが生んだ 尾畠さん自宅に戻る

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興野優平
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 3日間行方不明だった山口県防府市の藤本理稀(よしき)ちゃん(2)を発見した大分県日出町の尾畠(おばた)春夫さん(78)は一夜明けた16日、自宅で朝日新聞などの取材に応じた。「人の命は地球より重い」と話し、休む間もなく18日には西日本豪雨で被災した広島県呉市に向かう予定だ。

 住宅街の一角にある尾畠さんの一軒家。部屋の片隅に衣服がきちょうめんにロール状に丸められ、いくつも積み重ねられていた。急いでボランティアに出かける時に、素早く着替えを準備するためという。そばにはボランティア活動では不可欠な赤色のつなぎもあった。

 愛用のヘルメットには「朝は必ず来る」の文字。「少しでも被災者の励ましになれば」と考えてのことだ。部屋の中には、新聞や雑誌で感銘を受けた言葉が短冊に書かれて所狭しと貼られていた。

 昼過ぎ、大分県杵築市に住む登山仲間の吉岡富男さん(74)夫妻が訪ねてきた。尾畠さんの活躍をニュースで知ったという。「本当に素晴らしい。まさにヒーロー」とたたえた。

 吉岡さんによると、登山中に…

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