【動画】新千歳空港に到着した次期政府専用機=志田修二、白井伸洋撮影
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 来年4月から使われる新しい政府専用機1機が17日午前、新千歳空港(北海道)に到着した。尾翼に日の丸というデザインを受け継ぐ一方、機体側面の赤いラインは流れるような曲線に一新した。運航する航空自衛隊は今後、隣接する千歳基地で正式な引き渡しを受け、パイロットや乗務員の訓練を本格化させる。

 「ジャンボ」の愛称で知られる現行の米ボーイング社製「747―400」2機は1993年から使われ、天皇陛下や首相の外国訪問などのため、300回以上、海外へ飛んできた。

 政府は2013年に後継機の検討を始め、翌年、同社製「777―300ER」2機を選んだ。1機約370億円で、燃費が改善され、航続距離も伸びた。残る1機は12月に到着する予定。整備の委託先は日本航空からANAホールディングスに変更される。

 政府専用機は機内に会議室や事務室、随行員や記者用の区画を備え、「空飛ぶ官邸」とも呼ばれる。1機が要人を乗せて飛ぶ際はもう1機が時間をおいて追いかけ、トラブルに備える。国連平和維持活動(PKO)の派遣隊員や、事件・事故に巻き込まれた邦人を輸送することもある。

一目見ようと多くの見物客

 17日午前7時50分ごろ、白い機体に赤いラインがあしらわれた次期政府専用機が新千歳空港の滑走路に滑り込んだ。航空自衛隊千歳基地の格納庫が見える場所には新しい機体を一目見ようと車が数珠つなぎになった。

 航空機ファンという北海道北広島市の会社員東田幸夫さん(45)は「インターネットで情報を知り、見に来た。今の政府専用機よりスマートになってきれい。いい写真が撮れてよかったです」と笑顔。夏休みを利用して航空機の撮影に訪れていた岐阜県土岐市の公務員林武さん(50)は「新しい政府専用機が来るというのは聞いていたが今日とは思っていなかった。休みの最後に撮影できてラッキー。すてきな機体ですね」と喜んでいた。

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