[PR]

 対戦型コンピューターゲームで争うeスポーツで、日本とサウジアラビアによる初の国際親善試合の調印式が16日、東京都内で行われた。来年1月にホーム&アウェー方式で開催する予定で賞金総額は3千万円。サウジアラビアeスポーツ連盟会長のファイサル殿下は「eスポーツが国家単位でどんなことをできるのかを示す第一歩になる」と意気込みを語った。

 試合はサッカーゲーム「ウイニングイレブン」や格闘ゲームの計3種目。昨春に両国政府が経済分野での協力で合意した「日・サウジ・ビジョン2030」の活動の一環として行われる。「脱石油」の経済改革をめざすサウジは、文化やIT産業などの成長に力を入れているという。

 世界的なeスポーツの急成長の一方、日本国内での認知度は低く「ゲームはスポーツなのか」と疑問視されてもいる。ただ、国際オリンピック委員会は連携を模索しており、ファイサル氏は「五輪は(普及発展の)いいステップになる」と話す。日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長は「中東やアジアの多くの国が参加する大会に発展するのが、あるべき姿だと思う」と今後の構想を語った。(野村周平)