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(17日、高校野球 日大三4―3龍谷大平安)

 八回のピンチに龍谷大平安のエース小寺は空を仰いだ。「広いなあ。青いなあ」。同時に「ここを抑えたら観衆が沸くはず。おもしろい」。しかし、結果は非情なもの。2死満塁から金子の右肩に決勝点となる死球を与えてしまった。

 カウント2―2からの8球目、捕手田島のサインはスライダー。首を振って選んだ球は内角の直球だった。「自信のあるまっすぐで勝負したかった。力が入ってしまった」

 悔いはない。「目標の(春夏通算)100勝を達成できたし、自分も試合ごとに成長できた」。すがすがしい敗者の言葉だった。

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 主に三塁コーチャーを務める龍谷大平安の生水(しょうず)が七回、代打で同点に追いつく右前適時打を放った。これが今夏初安打。「ずっと苦しかったですけど、甲子園で1本打てて、いい高校生活だったと言えます」。中学時代、4月に亡くなったOBの衣笠祥雄さんに激励を受けたことがある。「見てくれていたと思う」と感謝した。

 ●原田監督(龍) 「先攻だけに一度リードしたかった。ただ、重圧の中、春夏通算100勝を決めてくれた。OBの一人として感謝です」

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