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 津波に打ちひしがれたまちで、少年は詩を書いた。「女川は流されたのではない 新しい女川に生まれ変わるんだ」。詩は横断幕になって掲げられ、人々の心に明かりをともした。いま19歳になった少年は、町役場に就職し、ふるさとのために働いている。

 詩は「人々は負けずに待ち続ける 新しい女川に住む喜びを感じるために」と続く4行。震災の年の春、宮城県女川町立女川第二小6年生の佐藤柚希(ゆずき)さんが、授業で自分の思いを表現するように言われて、つくった。

 翌2012年9月、復興まちづくりの着工式の際、町が詩の前半を横断幕にして、高台にある地域医療センターのそばに掲げた。津波到達と同じ高さ18メートル、更地になった市街地を見下ろす場所だった。

 親戚から知らされた佐藤さんは、びっくりした。授業で提出して終わりだと思っていたのに、知らないところで詩はいろんな人に伝わっていたのだ。「あの言葉に支えられたよ」と、多くの大人が話した。

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