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 イスラム教最大の聖地であるメッカを信者が訪れる年1回の「ハッジ」(大巡礼)が19日、始まった。世界各地から約200万人の巡礼者が集まる。巡礼者の休憩のため、日本からカプセルベッドも輸入された。

 AFP通信によると、メッカ近郊の聖地の一つミナでは、宿泊施設に泊まる金銭的な余裕がない人たちのため、サウジの慈善団体が日本からカプセルベッドを輸入した。価格は一つ約1100ドル(約12万円)という。奥行き約3メートル、高さ約1メートルのカプセルには寝具のほかにエアコンも備え付けられており、巡礼者は約20あるカプセルを仮眠のために3時間まで無料で利用できるという。

 メッカは、イスラム教の開祖ムハンマドの生誕地。ハッジはイスラム教徒が果たすべき五行(信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼)のうちの一つだ。財力や体力がある信徒には一生に一度は巡礼することが課せられ、ハッジを行った人は尊敬を得るとされる。メッカのあるサウジアラビア国内のほか、世界中から訪れた巡礼者は、大モスクにあるカーバ神殿を7周するなどの儀式に参加する。(ドバイ=高野裕介)