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 「実は試合前から勝利を確信していました」と長谷川寿さん(51)は笑った。第66回大会(1984年)で金足農が4強入りしたときの主将だ。

 18日の準々決勝、第1、2試合で勝った2チームが準決勝の組み合わせ抽選で第2試合を引いた。必然的に金足農は勝ち上がれば、第1試合になる。

 その第1試合の「レジェンド始球式」に登場するのが桑田真澄さん(50)。34年前の準決勝で、金足農と対戦したPL学園の2年生エースだ。初出場で快進撃を続け、優勝候補にも2―1とリードした「金農旋風」を止めたのが、八回裏に桑田さんが放った逆転2ランだった。

 「松井秀喜さんが始球式をした第1日が母校の星稜でしょ。だから、ひょっとしたらと思って、ひそかに注目していた」と長谷川さん。桑田さんがきっと母校を準決勝に導いてくれると確信したのだという。

 逆転3ランに逆転サヨナラ2ランスクイズ。奇跡的な試合が続く金足農に起きた、もう一つのミラクル。

 第1回の秋田中以来となる秋田勢の決勝進出、さらに東北悲願の頂点へ。100回目の夏はもう、なにが起きてもおかしくない。(編集委員・安藤嘉浩

不思議な縁を感じます

 桑田真澄さんの話 金足農の試合ということで、不思議な縁を感じます。日大三も少年野球で指導した選手がお世話になったことがあるチームです。両チームの選手と一緒にグラウンドに立つのを楽しみにしています。