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 「頑張れ、金足農野球ブー」。夏の甲子園で34年ぶりに4強入りした18日、金足農(秋田)の校内にある畜舎で子ブタが9匹生まれた。

 同校によると、母ブタが出産を始めたのは、18日の準々決勝、近江(滋賀)との試合中。終盤に次々生まれはじめ、9匹が生まれるまでの間に九回裏の2ランスクイズが決まり、逆転勝ちしたという。

 今年の金足農は地元出身の3年生9人が交代することなく、全試合に出場している。農場長の宮腰明教諭(47)は「途中まで負けていた試合の後半で生まれはじめ、9匹が生まれている途中でチームが勝った。もう一つの金農ナインです」と話す。

 授業でブタを世話するのは生物資源科の生徒たち。ベンチ入りの18人では、横浜戦で逆転3点本塁打を打った高橋佑輔君(3年)が同科で学んでいる。試合翌日のホテルで誕生の知らせを聞いた高橋君は、「びっくり。しかも9匹とは」。

 秋田県勢は第1回大会で決勝に進んで以来、4強を突破したことがない。まして今年は100回大会。子ブタナインの誕生は吉兆だろうか――。(渡部耕平)