[PR]

 政府の地震調査研究推進本部は20日、日本近海のプレート境界で起きる「海溝型地震」について、発生する確率が高い順にⅢ、Ⅱ、Ⅰ、Xの4ランクに新たに分類することを決めた。従来は地震ごとに確率を示していたが、数値が低いと地震は来ないと誤解を招きかねないことから見直した。ウェブサイトで近く詳細を公開する。

 同本部によると、30年以内の発生確率が26%(約100年に1回程度)以上をⅢ(高い)、3%(約千年に1回程度)~26%未満をⅡ(やや高い)、3%未満をⅠとし、さらに確率が不明なものをXとする。

 規模の大きな地震についてはこれまで、同本部が30年以内の発生確率を評価して公表してきた。ただ、確率は低くても大きな地震は発生している。2016年には、確率が「ほぼ0~0・9%」とされた活断層の一部が動き、熊本地震が起きた。そこで、主な活断層で起きる地震については、すでに確率に基づく4ランク(S、A、Z、X)の表示に見直されている。

 海溝型は、活断層による地震に比べて発生間隔が短いことが多く、確率が高くなることから、異なる表記の分類を採用した。(小林舞子)