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 決勝を戦う金足農(秋田)と大阪桐蔭(北大阪)は大会を勝ち上がるにつれ、アルプス席の応援も熱を帯びている。

 地元から臨時便の飛行機が出るほどの盛り上がりを見せる金足農に対し、大阪桐蔭は全国屈指の実力を持つ吹奏楽部が迎え撃つ。21日午後5時半にコンサートの予定も入っているが、年間約80件の公演日程をこなす同部にとっては「頑張りどころ」と力が入る。

 同日朝、吹奏楽部の約170人は阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)からほど近い尼崎市のコンサートホールに楽器を運び込んだ。関西の中学生約250人との交流コンサートに向けたリハーサルをし、会場の音の感覚を確認してから、甲子園へと移動した。

 2005年創部で、これまで全日本吹奏楽コンクール全国大会に10回出場し、金賞を4回受賞。コンクールの練習と並行し、8月から応援演奏の準備も進めてきた。今年は人気アイドルグループ・嵐の「夏疾風(はやて)」など新曲6曲を準備した。

 中でも吹奏楽部員らの思いが強いのが「ダイナミック琉球」。「海よ 祈りの海よ」から始まる歌詞には、「目標を言葉にしよう」と同部の梅田隆司(たかし)総監督(66)の提案で「目指せ春夏連覇」との一節を盛り込んだ。副部長の山崎茜(あかね)さん(3年)は「達成できたら自分たちの応援も歴史に残る。気持ちを込めて精いっぱい応援したい」。

 応援演奏を終え次第、出番の時間が早いコンクールメンバーから順次ホールに戻り、午後5時半の開演に備える予定だ。山崎さんは「両方で良い演奏ができたら本当に力があると自信になる」。梅田監督は「スケジュールは綱渡り状態だが、貴重な経験なので全力で取り組みたい」と話している。