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 同じ秋田県立高校として金足農を応援するため、21日の午後は休みにします――。

 金足農が県勢として103年ぶりの決勝に進出し、「金農旋風」に盛り上がる秋田。県立高校は21日に2学期の始業式を迎えたが、午後2時の決勝戦開始に合わせて日課を変更する学校も出てきた。

 西仙北高(大仙市)は、準決勝後の20日午後3時ごろ、一斉メールで保護者らに21日の日課を午後0時40分で終わりにする連絡をした。メールでは金足農の決勝進出を「103年ぶりの快挙」とし「生徒たちには全力で応援してもらい、同じ高校生が頑張っている姿から何かを感じ取ってもらいたい」と狙いを記した。

 同校によると、校内でも試合の上映をする予定だが、全校生徒が集まって観戦できる設備がないことなどから決断。予定されていたホームルームなどは後日に振り替えるという。神田瑞穂教頭は「秋田の一大事。心から勝利を願って応援したい」。

 体育館などでパブリックビューイングを開く学校もある。

 由利高(由利本荘市)では、午後に予定されていた授業や実力テストを午前に振り替え、決勝戦は全校生徒で体育館で応援をする。同校は今夏の秋田大会で初の4強入り。準決勝で金足農に4―7で敗れた。尾形徳昭教頭は「日大三でも1点しか取れなかった相手に、4点も取った」と胸を張る。

 「観戦を通じて郷土愛を育み、同じ秋田の高校生の奮闘ぶりから刺激を受けてほしい。もんもんとしてテストや授業を受けるより、感動的な試合を応援するほうがいいでしょう」と話した。(石川春菜)